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小説挑戦


web拍手ネタ

不朽のモウカのweb拍手ネタその1

妄想ネタです。
妄想ネタですからね。

再三言いましたが、作者の妄想ネタので、暇つぶし感覚でお読みください。
本編を読む際に、イメージが崩れる可能性があり、また雰囲気をぶち壊したり、偏見が入る可能性があります。
な・の・で!
くれぐれも、それでもいいという方のみお読みください。

注意しましたから。
注意しましたよ?
引き返すなら今の内です。

…………

もう後戻りはできないですからね?
では、どうぞ。







 どちらでもよかった。
 私は私自身を正しく理解しているから分かっているが、何か面白い事出来るのであれば、何でもよかった。
 ``紅世``は私にとって退屈な所で、私から言わせれば何も無いところだ。``紅世``には、私の好奇心を満たしてくれるような存在は存在せず。知り合いといえるのも堅物や、こんなことを思っている私が言うのも何だけど、おかしいなのばかり。
 おかしい奴らは見てて、多少面白くは思えるが、所詮は他人事だ。
 私自身はちっとも満たされやしない。
 つまらない。
 非常につまらない。
 いっそのこと不愉快ですらある。
 私は私が生まれたその時から、``紅世``に不満を持ち、いつの日にか隣の世界へと旅立つことをずっと夢に見ていた。
 それは恋焦がれるような乙女のような気持ちで。
 隣の世界がどうしても気になって仕方なくて。
 ついには旅立つ決心を固める。
 幸いにも私には大きな力を持っていた。
 名を上げるまでもなく、``王``と崇められるほどの存在の大きさを身に宿し、その規模を隣の世界でも保つことが出来るなら、きっと私は私が満ちることを好き勝手に出来るようになる。そう信じて疑わなかった。
 当然、世界のバランスに危機感を覚えているはずもなく、むしろ危機感を持って慌てて隣の世界へと出向く``王``達を見て私は哂っていた。
 馬鹿じゃないの。世界なんて滅ぶときには滅ぶだろうし、たとえ滅んだって私は構いやしない。それならやりたいことをやりたいだけ好き放題にすればいい。『フレイムヘイズ』になって使命なんてものに縛られて、自分の自由すらも放り投げるなんて、お笑いの種にしかないじゃん。それなら、単身で隣の世界に御向いて、自分の欲望のために身を滅ぼす方がよっぽど楽しく生きられる。
 野に下る奴らの気持ちを私は理解でき、共感できた。
 こんな私だ。
 私も同じように自分を満たすために隣の世界へ行く。
 私の行動理念はいつだって自分自身のためであり、どこまでいったって人のことなど省みない。人だけじゃない、世界だってどうでもいいのだ。
 だから私はいつになっても独りであり続ける存在だと、思ってた。
 だというのに、私は──私だけの『フレイムヘイズ』を手に入れた。
 独りでは、なくなった。





◆  ◆  ◆





 ここいら欧州ではまず見ることがない黄色人種にして黒い髪と黒い瞳は浮いている。明らかに欧州の生まれではないことを表している。身長もその年齢の欧州人の平均よりも低く、青年と言うよりは少年という言葉のほうがしっくりくる。
 その私の『フレイムヘイズ』は一も二もなく言う。

「よし、逃げよう」

 その発言はフレイムヘイズとは思えない。
 フレイムヘイズの因果の敵とも言える``紅世の徒``を前にして、悩むこと無く背中を向けて逃げることを選択するのだ。フレイムヘイズの使命は敵を倒すことであるというのに、私の『フレイムヘイズ』はそれを絶対にしない。
 その悩まずにきっぱり言う姿が嬉しい。楽しい。これ以上ないほどに──愛おしい。

「さっすがだね、モウカ! 敵が迫っていると思った瞬間に逃げ出すことを決意するだなんて、あまりの弱腰振りを私は誇るよ!」
「うるさいっ! 茶化すな。俺は戦いは嫌いなの。平和主義者なの!」

 私が素直に褒めているというのに、私の『フレイムヘイズ』は茶化しているとしか取らない。
 まあね。今までの私の態度がからかうものばかりだったからいけない。でも、だからといって私が褒めて真に受けるようじゃ面白くない。
 だから、今の彼の判断は私にとって都合の良い反応。
 適切で最適で最高の反応。
 ああ、なんて満たされるんだろう。

「いいから逃げるぞ。今ならまだ存在を薄くすればばれない」
「そうかもね。でも、存在を強調すれば気付かれるってことだよね?」

 それは彼が望まないことだ。
 フレイムヘイズらしからぬ思考を持つ彼は、``紅世の徒``を討滅するどころか、戦うことさえも避けようとする。
 その行為はフレイムヘイズとしてはありえない。
 通常では絶対にしないこと。
 面白い。面白すぎるよ。
 なんだってモウカはいつも『フレイムヘイズ』にあるまじき行為をするのだろう。モウカはこの私を手に入れたんだ。``王``であり、強大な力を宿す私をモウカは自由に扱うことができるんだよ?
 その力があれば、今、こちらの存在に気づいて慌てて迎撃しようなんて考える、知恵の足りない雑魚なんて、片手を振りかざすだけで蹴散らせる。
 普通の人間ならば、歓喜して使うだろう。``紅世の徒``への復讐心を強く抱く『フレイムヘイズ』ならば、狂乱して気持ちのままに力を振るうだろう。
 なのに、なのに!
 私の『フレイムヘイズ』は、私の力を逃げるためにしか使わない。自分の命の保身をするためにしか使わない。
 攻撃する自在法を編み出そうと努力するのに、彼の根が邪魔をして努力が実ることはない。
 なんなの。ねえ、どういうこと。
 なんでそうまでして、私に尽くしてくれるのかな。
 なんだってそんなに面白いの。

「俺は平和に生きたいだけだから余計なことはするな。たくっ、なんだってこんな目に遭わないといけないんだよ」
「モウカがそう言うならしょうがないから、今回は面白い事は我慢するよ。しょうがないなー」
「『しょうがないなー』じゃないだろ、しょうがないなじゃ! 命がかかってるんだよ!」

 もう嫌だ、こいつ。と私の『フレイムヘイズ』は私に呆れたような事をぼやく。
 だってさ、しょうがないじゃない。
 あまりにも素敵だから、つい言いたくなっちゃうんだ。
 私の『フレイムヘイズ』の在り方があまりにも私を満たすからいけないんだよ。
 もう私は貴方を手放さない。
 貴方が死なない限りは絶対に。
 でも、もし貴方が死んだらその時は……
 どっかの``王``みたいに、貴方を生き返らせるために全てを犠牲にするのも楽しいかもしれない。











どうでしたでしょうか。
まあウェルはヤンデレ気質が似合っているような気がしたのでこんな感じになりました。
決して、ヤンデレな小説を読んで、その影響で書きたくなったーとか言う訳ではありませんよ?
そんなわけで、こんなにも拍手を送ってくれたり、メッセを送ってくれた方への感謝の気持ちでお贈りました。
よろしかったら、感想などをいただけると、また調子に乗って書くかもしれません。
では、またね、です。
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