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小説挑戦


【投稿版】不朽のモウカ

第十話(不朽のモウカ)

「分の悪い賭けじゃない分だけマシというものなのかしらね」

 ゾフィーは今も戦場となっている草原を遠く見つめる。
 そこには『嵐』が吹き荒れていて、とある自在法──空権を勝ちとりフレイムヘイズの妨害となっていた『五月蠅る風』を完全に封じている。
 これにより予定していたよりも行軍と統率が行き渡り、なんとか大群にも耐えている状況である。
 そこには青い球体が生まれていて、外界との接触を完全に防いでいる。
 巨大な王を何体も包みこみ、実質上機能させていない。
 先手大将である``巌凱``ウルリクムミと``焚塵の関``ソカルを包みこみ、さらに中軍首将``天凍の倶``ニヌルタまでをも押さえ込んでいる。
 ゾフィーからすればよくやってくれるわねと高い評価をするところである。それで持ちこたえれればなお良しで、無理でも現段階でも十分に時間稼ぎとしての役割は担っている。

「楽観視はいけませぬぞ。敵はついに``九垓天秤``までもが出陣してきたのですからな」
「どれくらい持ってくれるか。場合のよっては私の出陣も仕方ないわね」
「総大将自らというのは些か冒険しすぎですぞ」
「そうは言っても、あのカーンがこの状況で我慢できるかしら」

 敵の指揮系統は大将である巨大な王らが抑えこまれ、伝令が伝達出来ていないために完全にバラバラと化していた。
 一刻の混乱に過ぎないことは、重々に承知しているものの、これ以上にないチャンスではあった。
 ゾフィーは予想より早まった最終決戦をどちらかといえば、フレイムヘイズが有利であるとさえ考えている。
 それでも確率は六割程度と睨んでいる。今までの賭けの中では最もマシな賭けだった。

(あとはあの二人が成功してくれることを祈るばかりね。ただあのじゃじゃ馬は何をしでかすか分からないから、安心はできないわね)

 フレイムヘイズ兵団においては最終兵器とも言える、当代最強のフレイムヘイズの名をほしいままにしている『炎髪灼眼の討ち手』、そしてその傍らに立つ『万条の仕手』の二人。
 ゾフィーのこの二人への期待は大きい。信頼も大きい。
 だが、総大将としてはそれだけに頼るわけにはいかない。ただ頼れるだけの味方でもない。
 それにこれは絶対に負けられない戦いであり、必ず勝たなければいけない戦いなのだ。

「時期尚早だったかしら?」
「それこそ今更どうしようもないこと。後は皆で掴みとるしか道は残されていないのですからな」
「皆で、ね」

 この瞬間にも数多のフレイムヘイズが``紅世の徒``を討っては、殺されている。終わらないように思えたこの戦いもついに最終局面。こっからさきどうなるかを握っているのはやはりあの二人。
 だけではなく、

「あの子も死ななければいいけど」
「ふむ、それこそ心配無用というものですぞ、ゾフィー・サバリッシュ君」

 見た限り、あれはこんなところで死ぬようなタマではないですぞ。
 タケミカヅチの最大限の称賛だった。




◆  ◆  ◆




──本作戦はこれより先陣に出てきた``九垓天秤``の時間稼ぎを目的とします。``不朽の逃げ手``の自在法『嵐の夜』を中心とした足止めをお願いします。
 遠話の自在法より聞こえてきたのはゾフィーの作戦司令。
 偶然見つけてしまった宝具『小夜啼鳥』の争奪戦のまっ最中に飛んできた指令でもあった。
 単騎での戦いは困難を極め、言われるまでもなく逃げの手を失った瞬間には『嵐の夜』を発動させていた。見破られかけているとは言え、使わなければ死ぬという状況では、使わないわけにもいかなかった。

「て、敵多すぎ!」
「本当、不運だよねーモウカ。運命の女神様とやらに嫌われてるんじゃない?」
「の、呑気に話しをしてる暇なんかッ!」
「そこかあああ。この面倒極まりない自在法の自在師はあああ」
「ひぃっ! あんな巨体とやってられるか、逃げるよ!」
「あいあいさ。ん、後方向より援軍、かな?」
「味方!?」

 この突出は自分が力を手に入れたいばかりにつついてしまった蛇だった。その為、モウカからすればこの状況になった事自体が全て自分の責任であり、自分一人で切り抜けなければならない戦況だと思っていただ。それだけに、援軍の気配というのは心強い、と共に、

(もしかして、かなり厄介な宝具を引き当ててしまったとか?)

 モウカからすればこそ泥沼気分の宝具争奪戦。
 強い``宝具``は、強い意味の持つ宝具は大抵は所有者がいる。使えれば使える宝具ほど所有者が強いというのも理にかなっていること、当然ながらモウカはそれは計算内だった。
 同時に、初見ならこの『嵐の夜』を見破られない自信が、この大戦中に出来ており、自在法をフル活用して盗賊まがいのことをしようと思っていたのだ。
 成功率が低いのは重々承知。だが、強力な宝具を手に入れた時のメリットと生存率の上昇は諦められるようなものではなく、普段の逃げ腰を無理矢理に戦場へと向けたのだ。
 リスクはあったが、それほど大きなものではないはずという心算であったのに、いつのまにやら自分を中心として騒動が生まれていることに気付いた。
 なんでいつも俺ばっかりこんな目に! とは思わずにはいられない。
 
「つまりこの自在法の自在師は貴方ですね!」
「違う! 人違いだ!」

 ``紅世の王``に接近しすぎていて、居場所がバレてしまったが、すぐに離脱を計ったおかげで攻撃を食らう前に再び姿を眩ませる。
 かなり警戒をしているのだが、それでも敵の数が多いからなのか、見破られかけているのかは判断ができなかったが、先程から何度も危うい場面に遭遇してしまう。その上、遭遇した相手がモウカの見たことがないようなほどの大きな存在の力がある相手。
 不運もここに極まっていた。
 モウカもこう何度も危険な目に遭うとそろそろ逃げ出したい気持ちが心の許容量を突き抜けそうだった。
 そんな時だからこそ、走馬灯のように過去のことに浸りかける。
 あの頃は良かったなとか、今度生まれ変わるならもっと平和な世界がとか。

(せめて、水の中にいた頃なら……)

 陸はこんなにも危険に満ち溢れている。
 水の中にいた時は、``紅世の徒``に遭うことこそあまりなく、自身の鍛錬ばかりに主を置けたあの時代が懐かしい。あの時は、適度なスリリングがあった方がいいなんて馬鹿な考えをしたが、今なら自信を持って言える。
 緊張感なんていらない。
 人生つまらなくていいじゃないか。
 平凡? 最高だね。
 フレイムヘイズの使命? クソッタレ、俺は死にたくないんだよ。
 胸をはって言えるだろう。
 そんな馬鹿な事を考えていた。

「なら水の中にすればいいんじゃない?」
「え?」

 だから、ウェルパの思いがけない提案にモウカは戦場に似つかない間抜けな声を上げてしまった。
 いやいや、そんな単純に言わないでよ。
言葉にしなくてもそんな表情を作っていた。驚愕のあまり目が丸くなり、先程までの警戒心すらもどこか消え去っている。
 ここが戦場だというのに。

「そこかあああ」
「そこには誰もいませんよッ!」

 大降りの攻撃を紙一重でかわす。モウカの姿がしっかりと認識が出来ていないため甘い攻撃だったが、一撃が必殺の攻撃。当たるわけにはいかない。
 敵の大きな声と攻撃によってかろうじて緊張感を取り戻す。

「ウェル! そんな簡単に言うけどさ」
「自在法。何も難しいことを言ってるわけじゃないんだよ」
「でもさ。この自在法を編み出すのだって一体どれだけの時間がかかったと思ってるのさ」

 人間の感覚で言えば、一生分は費やすほどの時間。
 フレイムヘイズだからこそ、諦めずに根気よく作ることの出来た自在法。
 一から考えた完全オリジナル。
 攻撃のためではなく防御でもなく、逃げるためだけの自在法『嵐の夜』。完成するにはイメージにイメージを重ね、実験に実験を繰り返した努力の賜物。
 自在法一つを作るのに、どれほど大変なことかをモウカは身を持って知っている。それだけに、ウェルパの簡単に言った発言は少し腹が立った。

「『嵐の夜』は特別だよ。これは確実にモウカの実力を現す物。でも、モウカが使える自在法ってそれだけじゃないでしょ? 例えば『色沈み』は青(海や川)という空間の中を自由に動き回れる。それを考えればさ……ほら、ここを水場に変えればモウカの天下じゃない?」
「天下って俺にはもっとも縁の遠いものだよ。柄じゃない」
「柄じゃないとか! 無理だとか! 出来ないだとか! 難しいだとか!」

 急にウェルパが大きな声を上げた。
 今まで聞いたほどがないほど荒々しい声。いつもの優しく子どもを諭すような声じゃない。言っても言うことを聞かない子どもを叱るような声だった。
 突然のその声に、モウカは身体を今度こそ完全に硬直させた。
 先程までとは違う緊張感を感じ始めた。

「フレイムヘイズってさ、可能性の塊みたいなものなんだよ。私たち``紅世の王``を身に無理矢理宿してさ、ありえない力を使ってる。面白いと思わない? だって元は自分の力じゃないのをさも自分の力のように扱ってるのがさ。ありえないよね、普通なら」

 説教かと思って、身構えていたモウカが少し体の緊張を解く。
 説教ではないらしい。

「私はね、フレイムヘイズの使命だとかどうでもいいの。人間が復讐に燃えている姿も面白いとは思うけど、正直そんな人種多すぎて、普通の範疇。私は面白いことが出来ればいいの。楽しいことが体験出来ればいいの。それなら、フレイムヘイズじゃなくて``紅世の王``として顕現しろって思うでしょ?」

 モウカは頷いて見せる。
 自由奔放に生きて行くだけなら``紅世の王``では十分じゃないかと。当然の疑問をいだいた。

「しようと思ってたの。本当にもう顕現までもう少しというところだったの。でもね、そんな時に面白いのを見つけたのさ。モウカ、貴方をね」

 だって面白すぎでしょ。死んだのに新たな生に生まれて、それも未来から来たなんて。なのに再び受けた命もすぐに消えそうになるし。
 優しい笑みを零しながら言った。

「だから思ったのよ。ああ、この人とならきっと楽しいことたくさんあるんだろうなって。それが私の契約の理由。話したこと無かったよね?」
「ない」
「うん、私としてはモウカの可能性に賭けてるの。面白味という可能性にね。だから、こんなところで終わりだなんてちょっとつまらないかな」
「理不尽だね」
「この世なんてそんなモンでしょ」
「自己中心的だ。巻き込まれる方の気持ちを考えて欲しいよ」
「``紅世の王``なんてそんなモンだよ。ほら、今日の敵だって結局は自分のためでしょ?」
「本当に、どいつもこいつも俺は平和に行きたいのに争いに巻き込みやがって」
「アハハ、私は楽しいよ」
「ふざけてるな。ああ、ふざけてるよ」
「ならさ」
「分かってる。こんなふざけたお遊びに付き合ってられない。とっとと逃げて、平和にしがみつくぞ!」
「了解!」

 組み上げるのは自在式。
 目的は自分に都合のいい世界を作ること。
 海色の炎が燃え上がり起こる事象は自在法。

「──青い世界」

 海色の炎が一つの球体を作り、この場の全てを巻き込んだ。
 自己中心的な``紅世の徒``も、理不尽なこの戦場も。





◆  ◆  ◆





 あくまでもフレイムヘイズ兵団の勝利条件は``棺の織手``の討滅であることは変わらない。これさえ出来れば、あとはどうにでも出来るというのが総大将のゾフィーを始めとする、フレイムヘイズ兵団の総意だ。
 ``九垓天秤``の討滅はおまけであって、主ではないのだ。彼らは目標の邪魔となる壁なので排除できるに越したことはないが、それをせずとも倒せるのなら、それで十分な戦果といえよう。
 ならば、ゾフィーの考える作戦は最終的には``棺の織手``の討滅という言葉が付く。今回もその例に漏れない。
 だが、この作戦は全面戦争と言う割には、お互いに全戦力を注いでいない。一度として。
 ``とむらいの鐘(トーテン・グロッケ)``はその将たる``九垓天秤``を。フレイムヘイズ兵団はその秘策たる二人のフレイムヘイズを。その互いの全ての力ではぶつかり合っていない。
 ぶつかり合ってしまえば、戦いは完全に方向の見えぬものとなり、運任せとも言える戦いに成り下がることが眼に見えている。決着がつかず双方に大きな傷跡を、もしくは一歩的な傷跡を残すことが予期されるため、牽制しあい、避けてきた。
 これが圧倒的に有利に立っているはずの``とむらいの鐘(トーテン・グロッケ)``が攻め込めない理由でもあった。せめて、あの化け物の二人のフレイムヘイズと総大将さえいなければという思いだ。
 一方で、ずっと不利な状況下でありながらも、ようやく勝機が見えてきたフレイムヘイズ団の今の勢いはすごかった。
 先の戦いで相手に『都喰らい』こそされてしまったが、戦いでは先陣で猛る二騎のフレイムヘイズの雌雄を見せられれば、奮い立たないはずがなかった。
 ただの人間であれば、自分の才能と彼女らの才能を比べ『ああ、なんと自分は低いのだろうか』と嘆くこともあったかもしれないが、彼らはフレイムヘイズ。この世の超越者にして真に不可能などはない存在だ。
 フレイムヘイズはそれを誇示しているし、やってやれない訳がないと信じている。
 だからこそ成り立つ。
 ゾフィーが考え、最強のフレイムヘイズが実行するこの作戦が。
 表では、一つの宝具の取り合いという今正しく眼の前で行われている戦い。しかし、これに勝つ必要はない。そこには敵総大将がいないのだから、あくまで大きな戦いの一幕にすぎない。
 その一つの宝具というのがとても重要。後の長期戦を見るなら相手に奪われるのはあまりにも痛手ではあるが、もう一つの水面下の戦いが上手くいけば全くもって問題はない。
 水面下の戦い。
 それこそがこのあまりにも長すぎた戦いの幕下ろし、最終決戦である。

「勝率は六割。目の前の戦闘の長引きによってはもっとあがるかしら」
「何も、高く望めばいいというものではないですぞ。最終的にそれをもぎ取るのは」

 タケミカヅチの言葉を遮ってハッキリと強く言う。

「私たちフレイムヘイズ。勝てれば官軍、でしょ」
「勝てればではなく、必ず官軍に、ですぞ」

 場違いにも和やかな雰囲気になったが、それもほんの一瞬のみ、すぐにばたつかせた足音共に、喧騒が舞い戻ってくる。
 足跡の正体は遠話の自在師からの報告を聞き、総大将のゾフィーに伝令をしに来たドゥニだった。

「カール殿は何とか“焚塵の関”を討ち取ったようですが、その後あえなく残りの二対の``九垓天秤``が相手になり敗れてしまったようです」
「……そう、で、軍の指揮は?」

 カールが自分の力に自身を持っていて、先行しがちなのをゾフィーは分かっていた。けれども、彼の実力からすると下に付けるという訳にはいかず、一軍の将として指揮を頼んでいた。事実、巨大な王の一人であるソカルを討ち取ることには成功しているようだったが、その後に将が倒れてしまっては兵団の士気に関わる。
 ただでさえ、今回の大戦で多くの実力のあるフレイムヘイズが死に、この戦いを契機に大量のフレイムヘイズが生まれたが、誰もがひよっこ。
 誰かが指揮しなければ軍が持たない。

「現在、自在法を展開させて``九垓天秤``と互角に渡り合っていると思われる『不朽の逃げ手』のモウカ殿になんとか」
「厳しいわね」
「将来有望とて、彼もまだ若造。一軍の将はあまりにも荷が重いですな」
「やはり場合によっては私たちも参じることを考えないといけないかしらね。あの子に期待を込めて任せたいという気持ちはあるのだけど」
「どちらにしろ、今動くわけにはいきませぬぞ。これから戦は転換と終局を迎える。その時に大将がいなくては」
「分かってますよ。でも、本当にあの子は不運よね」

 生まれてくる時代が違えば、もっと確実に名を広められたでしょうに。
 言葉にはならなかった。

「で、伝令! 例の``宝具``が奪われてしまった模様!」
「あらま、どうしようかしら
「ふむ、場は終局ですぞ。もはや猶予はなるまい」
「なら」
「ゾフィー・サバリッシュ君」
「全軍に通達。これをもって全軍進軍、最終決戦と定めます。あと、例の``宝具``に関してなんとか別働隊の二人に伝えてください。これで、勝てればようやくこの長い戦いも終わりですね」

 ようやく見えた、戦いの終わりの兆しだった。





◆  ◆  ◆





 
「み、水の中だぁあ!?」
「まるで海の中、いや川の中のようだ!?
「身体が自由にならない。水の中ってこんなに動きにくかったか!?」


 青い世界の中では怒声が最初は鳴り響いていた。
 何が起きた分からず右往左往するのは、何も``紅世の徒``だけでなく、フレイムヘイズも困惑を隠せなかった。一部は、息ができないと苦しみだしたが、気付けば普通に呼吸ができるようになっていた。
 何が起きたか分からない。
 誰もがそう思っていたとき、唯一というより、誰よりも先に動き出す影が見えた。
 影はフレイムヘイズ兵団の先頭に立ち、暗く真っ青な世界なはずなのによく見えた指は前方を指した。
 聞こえるはずのない声が聞こえた。

 (俺の代わりに)『ススメ』

 と。
 それだけで皆が理解した。
 誰もが我先にと一歩を踏み出す中、先に二歩も三歩も脚を出すものがいた。

「先手必勝! この俺``極光の射手``カールが貰ったぁぁああ!」

 それは同時号令となった。
 水の中で未だに``紅世の徒``には戸惑いを覚える中、遅れながらも先に攻撃を仕掛けられたのはフレイムヘイズ兵団だった。
 水の中だというのに嵐の日の海がごとく吹き荒れ、神速の攻撃が``紅世の徒``を襲った。
 ``紅世の徒``が青い世界から解放されたときは、すでに勝敗は決していた。
 ``炎髪灼眼の討ち手``の『天破壌砕』による``棺の織手``の討滅と``九垓天秤``の壊滅により、この長きに渡り、失うものの多かった戦いはフレイムヘイズ兵団の勝利という形で幕を閉じた。





「お、終わったーーーーっ!」

 青い世界から解放されたとき、この声が神聖ローマ帝国中に響いたという……
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