小説挑戦


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【投稿版】不朽のモウカ

第三十二話

「起きろ、リーズ」
「ん……ぅうん? 終わったの?」
「無事に終わったよ」

 眠そうな目を指でこすりながらリーズが目を覚ます。
 それほど長く話をしていたわけではないが、そろそろ日も沈みだす頃合い。 木に腰をかけているリーズに手を差し伸べて、立ち上がらせる。リーズは「ん~」と言いながら、一度思い切り背伸びした。

「それで、話の内容ってなんだったの?」
「話はそれなりに長くなりそうだから、宿でゆっくりとしたいんだけど……」
「モウカの大嫌いな``紅世の徒``が近くにいるんだよねー。どうする?」
「ふむ、それならいつも通り逃げに徹するのではないのか?」
「いつもなら我先に逃げるけど、今回はそこまで焦らなくて平気なんだよね」

 ここから近くにいるというものの、俺の気配察知の感覚がさっきまでの鬼ごっこのおかげか鋭敏化されているので、``紅世の徒``はまだ気付けない距離のはずだ。動く気配もないため、現状維持でも十分に危険は少ないと言えるが、念には念を入れたい。
 まあ、自らを復讐者と名乗っているドレルにもこの情報を渡しているので、あわよくば彼が頑張ってくれるだろう。持つべくは友人だな、うん。
 ドレルが倒す倒さない関係なしに、早いところ休むためにも宿には行きたい。俺もなんだかんだ言いつつも、久々のハードワークだった。肉体的疲労もそこそこに、それ以上に精神面に休憩が欲しい。
 追われる側にとって最も辛いのは、追われているという緊迫感。プレッシャーだ。
 俺が絶対というほどの自信があるわけではないが逃げ切れる自信があっても、追われていると思うだけで精神的負担は増える。ましてそれがすぐに振りきれずに絶えず、数時間にも及んで追いかけ続けられれば、追われ慣れている身でもきついのだ。最近はこんなこともあまりなかったので、余計に。
 一風呂浴びて、極楽気分になりたいが、欧州にお風呂の概念はない。お湯ではなく水につかる文化はあるが、やはり気持の良いお湯に程よくつかるあの気分が懐かしい。温泉入るためだけに日本にでも飛んで行こうか真剣に悩むぐらいに。
 お風呂は身体を清めるのが本来の用途だが、それだけなら『清めの炎』で十分。俺が温泉に求めるのは癒しだ。
 いざとなとなれば、俺の力をフル活用すれば温泉ぽくすることはできる。『青い世界』で、水の性質を温泉にすればいいだけの話。なんという自在法の無駄遣い。強いて言うなら、天然ではないのが惜しまれるところだ。

「それなら焦らずにのんびり宿に向かうの? 日没までそう時間もないようだけど」
「うーん、リーズもそれなりに疲れてるだろ?」
「それなりに。でも大丈夫よ。さっきはぐっすり眠れたから一日ぐらい歩き続けても」

 俺は一睡もしてないけどね。
 寝てないからすぐにに倒れてしまうような柔な身体をしているわけでもないし。歩きながらも体力は回復できるから、リーズに不満がないようなら問題はない。不満があっても俺が聞くかどうかは別問題だけどね。
 ウェルの「それじゃ近くの街に出発!」という言葉を合図に夜通しで街へ歩いて向かう。
 木々生い茂る中、ここは整備された道でもなく獣道のような鬱蒼とした道なので、灯り一つもない。フレイムヘイズの強化された眼なら多少の暗さは全くもって障害とならないが、ここはやはり灯りがあるに越したことはない。自らの手のひらに少量の存在の力を集めて、炎弾を構築する要領で手に炎の塊を作る。俺の炎の色は海色なので、青色の炎がそこに灯りちょっとした提灯代わり。
 景色の全てが黒で塗りつぶされる自然界では、青色の炎は十分に明るい。
 俺はこの炎の色は普通の赤色の炎より風情を感じるので、ちょっとした自慢だったりする。俺の色というよりはウェルの色なんだけど。
 炎の色と言えば、例えば七色の炎を持つ``紅世の徒``なんていればどうなるのだろうか。炎弾を作ると、その炎弾は七色に光るっていうことだよな。うん、綺麗な炎弾になりそうだな。七色の炎弾なんて、見るからに特殊能力が付いてそうだけど。
 ちょっと面白そうなので見てみたい。危険がない程度に。
 炎を見ながらも歩みを止めず、俺たちは無言で道を進んでいく。やがて森が開いていき、人の通る道が出来ている場所へと出る。道があるということは街があると同義だ。あとはこの道を頼りにひたすら歩いていけばどこかしらの街にたどり着くことが出来るだろう。
 地図は目的があるときにだけ用いればいい。どうせ、そんなに正確ではないのでコンパスがあれば十分だ。
 気分はまさに旅人。
 ``紅世の徒``やフレイムヘイズじゃない限り、獣に教われても身の安全がほとんど保証されているのだから、これほど気楽な度もないだろう。いざとなれば食べ物も飲み物も要らず、疲労知らず。歳に負けることもない。
 コロンブスが聞いたら泣くほど羨むに違いない。
 船だって要らないだろうしね。飛べばいいから。
 人間がフレイムヘイズの力を知ったら羨ましむことを列挙しながら、無我夢中に歩いていると日が昇り始める。

「いい天気になりそうね」

 リーズが曇一つない金色に染まり始めている空を見上げてボソリと呟いた。
 俺もつられるように空を見上げる。
 この日が昇りは落ちて行く様を何度も何度も何度も見送って、過ごしてきたと考えると実に感慨深い。数えるのも鬱陶しいほどの日時を俺はあの頃より命を落とさずに過ごしてこれた。
 願わくはこれからも見送ってきた数の倍、許される限りの日々を生きていきたいものだ。
 まだまだ生きることに満足はしてない。死にたくはないものだ。

「もうこれはいらないね」

 近辺一帯が明るくなり、容易に見渡すことができることを確認してから、手のひらに灯していた炎を消す。

「見て! モウカ!」
「持ったより近くにあったみたいだね」

 街がある証拠である煙が立つ場所を見つけて、はしゃぐウェルの声。
 煙は高く、街の城壁も関所もまだ見えないだろうが、予想よりも早く街を見つけたことが出来た事実に変わりはない。
 リーズがふうと息を零して気を抜いた。特に張り詰めていたわけじゃないが、いつ着くか分かったもんじゃないからな。場所が明確に決まってリーズもホッとしたんだろう。書く言う俺も、思ったよりも早く安息できることに一安心だ。
 
「それじゃ改めて、あの街に向かって」
「ふむ、行くとしよう」

 うわ、私のセリフ取られたというウェルの声が街に着くまでやけに耳に残ったのは余談だ。





◆  ◆  ◆





「外界宿についての知識? どこまで教えてもらったか忘れたわ」

 ドレルとの話で何よりも重要になるのは外界宿という一応はフレイムヘイズ唯一の組織だ。一応とつけるのは、組織として成り立っているかもかなり微妙な線であり、存在そのものの意義もあやふやだからだ。
 組織という言葉よりも、変わったフレイムヘイズの集まり場所、復讐を終えたフレイムヘイズのたまり場所と言ったほうがピンとくるかもしれない。
 俺の記憶では百年前に説明した記憶が微かではあるがもあるので、面倒な説明を省くため、フレイムヘイズのたまり場であることを簡単にリーズに説明する。
 すると、リーズもそんなこともあったわね、と懐かしい記憶を掘り起こしたような表情をした。多少は覚えていたようだ。

「そのたまり場であるところの外界宿は、本来秘匿の場所だ」
「``紅世の徒``に襲われないためってことよね。仮にもフレイムヘイズの組織なんだから襲われたらたまったものじゃないってことでしょ?」
「そう。仮にも組織だからね。仮にも」
「変なやつらばっかり居るところだったよねー」

 私たちが言えたセリフじゃないのかも知れないけどね、とウェルは愉快に笑いながら言う。
 彼らからすればそれでも俺たちのほうが異端だろうけどな。
 外界宿が組織として機能しているかは微妙とは言え、そこにはしっかりと世界各地のフレイムヘイズの情報やら、``紅世の徒``やらの情報が集まる。それだけでなくフレイムヘイズだってそこに居るのだから、外界宿の場所が簡単に``紅世の徒``に漏れればフレイムヘイズに復讐の念を抱く``紅世の徒``にとっては絶好の狩り場と化してしまう。もちろん、秘匿とするのは敵である``紅世の徒``からだけでなく人間からも隔離するためでもある。``この世の本当のこと``を知られるのを防ぐための手段でもあるということだ。
 となれば外界宿の存在がバレてはいけないのは、もはや語るまでもないこと。実際、俺も全ての外界宿の場所を把握できているわけではない。
 西欧ではイギリスとイタリアにあるのは確認しているがその他は未知数。どうやって知ったかといえば人伝えにという非効率な方法だった。
 ここから言えるのは他の存在の気配に鋭い俺ですら、数多のフレイムヘイズが居るであろう外界宿の場所を察知できないという事実だ。無論、自在法を使っても見つけられる保証はどこにもない。
 それほどまでに隠密性の高い場所が外界宿だ。

「どうやって隠しているかは分かるか?」
「自在法か宝具ってところでしょ」
「自在法を使って秘匿しているなら常に存在の力を放出していないと無理だよ」

 そんなことが出来るのは、かの有名な『約束の二人(エンゲージ・リンク)』の片割れのミステスが宿す宝具『零時迷子』くらいなものだろう。存在の力を一定時で回復させる永久機関でもないと、いくらフレイムヘイズでも毎日自在法を維持し続けるなんて無理だ。
 つまり、答えは宝具を使っているということになる。
 所持することによって存在そのものを隠すことが出来る秘匿の宝具『テッセラ』。

「ふーん、そんな便利なものがあるのね。平和を求むどっかの誰かさん向けじゃない?」
「それがそんなことがないのさ。世界で最も数が多いとされている宝具である『テッセラ』は、秘匿を維持するには幾つかの条件が必要なんだよ」

 一に断続的な力の供給。
 この条件は複数のフレイムヘイズがいれば容易にクリアできる条件だし、強大な存在の力を持つ者が一人でもいればそれだけクリアできる緩いものだ。これだけなら、確かに俺でも扱うことが出来るだろう。自在法ほどの消費もなく、効率的に存在を隠すことが出来る。
 だが、もう一つの条件が厄介なものだ。
 ニに一箇所に据えておかなくてはならない。
 発動させたら絶対に移動させてはならず、もし片方でも条件を破れば、再起動まで相当な時間を使ってしまう。その時間は数十年にも及ぶとも言われている。
 ニつ目の条件は論外だ。一箇所に据えるということは、俺の行動が縛られるどころか、一箇所に留まるということは危険性が高まることに比例する。
 いかに高性能な隠匿とはいっても、所詮は存在を隠しているに過ぎない。バレる時にはバレてしまうのだ。とは言うが、バレたら逃げればいいだけの話なのだが。組織なら逃げるのは至難の業ではあるが、個人での所有ならそれが容易い。まあ、それならわざわざ道具に頼らず、隠匿の自在法でも覚えてたほうが効率的だろうな。
 色々と俺が使うには躊躇する理由があるが、結局のところは行動制限がかけられることが使わない決定打。道具を使うために不便を強いられるなんて冗談じゃない。
 隠居を決めた時には便利かもしれないが、俺はまだまだ若いよ、現役だよ。

「それを聞くと貴方向けじゃないわね。それで、その話がさっきまで話してた老人の話とどう繋がるのよ」
「焦るなって。知識はちゃんとないと理解出来ないだろ? 特にリーズの場合は」
「バカにしないで頂戴。知識があっても理解できるかは別よ」
「……威張るなよ。分からなかったらその度に、声に出さない会話でフルカスに解説してもらいな」
「ふむ、任された」

 フルカスの援護射撃に期待して、外界宿自体の説明もほどほどに本題へと入ることにする。
 ここまでは前座。
 
「ドレルが目指したいといったのはこの外界宿という組織を使って、フレイムヘイズを援助や補佐をすることだった」
「機能をしていない現状の打破ってこと……?」

 自信なさ気に答えたリーズに首を縦に振って肯定する。
 ドレルは非常に人間らしい考え方をするフレイムヘイズだった、なんて言うと普通のフレイムヘイズがまるで人間らしくないように聞こえるが、どいつもこいつも脳内が復讐という言葉でいっぱいなヤツらばかりだからな。``紅世の徒``が現れたら頭の中の選択肢には、殺す・殴り殺す・ブチ殺す・皆殺し、しかなさそうだし。
 ドレルの言う協調性や尊重性なんてものは欠片も持ち合わせていない者たち。いや、それらを捨ててしまった者たちか。
 そんな自分のことしか考えられないような奴らの中で、ドレルは一人孤独に叫ぶのだ『助けあい、励まし合い、手をとりあって殺しあいましょう』と。
 ドレルの話を端的に摘んで話すならこういうことになる。
 彼は俺には『フレイムヘイズの安全と復讐が叶う』と言ったが、どうしたって対象がフレイムヘイズならメインは復讐になってしまうだろう。
 けれど、これが組織だって復讐をするというのなら話は別となる。
 復讐の援助とは、復讐相手を見つけて舞台を設置するということ。それは``紅世の徒``の行動を予測し、それを援助して、``紅世の徒``の討滅を目指すということになる。

「ドレルが言った理想の外界宿の役割は『復讐の手助け』をすることが出来る組織にすること」
「それだと、復讐なんて些事にもかけない私たちにとっては関係ないことじゃない?」
「ところがどっこいそうじゃないんだ」

 復讐相手を見つけられ行動が予測できるようになるということを逆手にに取る──``紅世の徒``の居場所を予め予測でき、回避できるようになることになる。
 それ則ち平和への道しるべ。
 そして、ドレルの第二の目的でもある。
 ``紅世の徒``を知ることにより、味方の安易な死を避けることが出来るようになる。新人のフレイムヘイズが順調に成長させることができ、後には一騎当千の完成ができる。
 考えてみれば誰でも思いつきそうなことだった。
 簡単にまとめると。
 外界宿は復讐を成功させるために金銭援助などをし、情報提供をする。援助を受けたフレイムヘイズは、復讐を達成できるようになり、援助をしてもらった外界宿に恩が出来る。ここに協力関係が築かれ、さらに情報の幅が増え、協力者や復讐達成者が増える。それと同時に、フレイムヘイズの育成にも手を出すことによって強力な討ち手の誕生が出来るようになり、ますます強力な協力者が増える。
 そのまま外界宿が発展することが出来れば、当然、平和にも近づくという訳だ。
 ほら、俺にとっても美味しい話になった。
 
「これは……すごいわね。あの老人って実は賢者だったの?」
「ふむ、言い得て妙だな」
「……この時点だと理想論でしかないけどね」

 ここに至るまでには大きな壁が幾つも存在するが、どれも前提が『協力』がきている。そもそも、フレイムヘイズが協力し合えていたのなら、現状のようにはなっていない。
 俺も当然そう思ったので、ドレルにもそう指摘した。
 フレイムヘイズは単純なヤツらばかりだが単純じゃない。ほとんどの奴らが自分のことをにだけ重きを置くし、それが当然だと思っている。むしろ、他人の都合に手出しをすることこそ邪道と思っているような奴らだと。
 そう言ったらドレルは不敵に笑い、俺に向かって言った。
 『だから貴方の存在が必要になる』と。これは失礼かもしれないがと先に謝辞をしてから、『厳格には貴方の名が重要だ』先の言葉に付け足すように言ったのだ。
 一体何をどう考えたら、こういう結論にたどり着くんだ。疑問が沢山思い浮かんだ。
 リーズもこの話をすると訳がわからないわ、と即答。考える素振りすら見せてくれなかった。彼女にはもう少し教養という言葉と、考えるという意味を知ってもらった方がいいかもしれない。
 でも、こればかりは仕方ないことか。俺にだって答えを聞かされるまで分からなかったのだから。
 このままだとあまりにもリーズが不便なので、俺がドレルに言われたことと同じヒントを出す。
 まんま答えなような気もしなくもないヒントだが。
 
「フレイムヘイズ内では強い者や名を多く知らしめている者の発言力が増すといった風潮があるのは知っているよな?」

 俺のこの言葉を聞くとリーズは閃いたかのように、ぱあっと明るい笑顔になった。
 これはさすがに分かったのかな。
 リーズの次の言葉を期待して待つと、間を十分に置いてからリーズは言葉を発した。

「全然、分からないわよ。その風潮がなんなの? どう関係するのよ?」

 閃いたのではなく開き直ったようだった。
 心のどこかでやっぱりなと思ったのは、リーズには内緒だ。ウェルはもちろん隠そうともせず、ここぞとばかりに大爆笑だが。
 なんか、もうこの子はこのまんまでもいい気がしてきた。
 ウェルの大爆笑がうるさいので、強引に神器を握り強制的に発言権を無くす。
 声に出せないからって、声にならな声で俺に話しかけるな。ウェルを無視をして話を進める。

「俺は実態はどうあれ、噂はなかなかにすごいだろ?」
「そうね、噂はすごいわね」
「ふむ、我も噂を聞いた時にはかなり驚いた」
「ドレルはそれを利用させてくれと協力を頼んだんだよ」

 どんな噂があったかな。
 『大戦の立役者』や『荒らし屋』だっけ。他にも色々な噂があったとドレルは言っていたが、少し呆れて口も閉まらない状態だったので覚えていない。
 ただ、これは使えるとドレルは睨んだのだ。
 これほどまでに『強力な討ち手』として、知名度の高い俺がドレルに協力を煽ったと知れれば。どうなることか。
 暗に有名なフレイムヘイズが『協力』の有効性を示したようなもんだ。
 少なくとも弱小なフレイムヘイズはドレルに頼ってみようと考えだすに違いない。
 弱い彼らは(俺も含めだが)他人の力を借りないと復讐の一つも完成させることができない。だが、決してそれは悪いことではない。時には手段を選び、より有利な方法を選択するのは、臆病のやり口ではなく、賢明な判断。英断にだってなり得るのだ。
 最初、自らを強者だと思っているもの、雑魚が慣れ合っているとしか思わないだろう。だが、時間が経てば徐々にその風潮は広がっていくことは間違いなしだ。
 確信できる。
 だって、当たり前じゃないか。
 フレイムヘイズは皆、復讐するためにフレイムヘイズになったんだろ。なら、その復讐が簡単に出来るようになるとなれば、食い付かないはずがないのだから。
 かくして、ドレルは俺に協力を求めた。
 
「なるほどね。それで貴方の返事は……」
「もちろん──」

 ──未来の平和を拾うため。努力も止むなし。
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