小説挑戦


スポンサー広告

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  ↑記事冒頭へ  
←雑記と駄文+    →雑記回
*Edit TB(-) | CO(-) 

【投稿版】不朽のモウカ

特別編『お酒』(不朽のモウカ)

・妄想話です
・キャラ崩壊です
・作者は狂ってます
・作者は欲求不満なのでしょうか?

ウェルのほうが可愛い可愛い言われるので、「ぬまだとー!」と反抗して生まれた結果の特別編です。
色々とおかしいので、どんな内容が来ても笑って誤魔化してくれる人や暖かな目で見てくれる人に限り読んでください。
では、どうぞ






 そう言えばモウカって全然お酒飲まないよねとウェルは何の脈絡なく言った。500年以上も一緒だったのに今更かよという突っ込みを飲み込んで素直に答える。

「深い意味は無いよ。未成年だから飲まなかっただけ」
「は? 500年生きて未成年?」

 ばっかじゃないの? と言外に言われているような気がしてならないが、そこは気にしてはいけない。ここはあくまでも紳士的に対応するべき場面だ。
 大人の余裕を全面的に醸し出しながら、ウェルに諭すように言う。

「ウェルは忘れてるかもしれないけど、身体は一応成人してないんだよ?」
「…………はぁ」

 十分な間をとってウェルがため息をつく。
 何だかその間の瞬間瞬間が俺を馬鹿にしているように思えるのは、被害妄想なのだろうか。いや、違うね。絶対こいつ、俺を馬鹿にしてるだろ。
 そう思ったのも束の間、馬鹿にしている雰囲気から一変、弟に優しく喋りかけるよう姉のように諭し始める。

「モウカこそ忘れてるかもしれないけど、モウカはフレイムヘイズだよ?」
「別に忘れてなんかいないさ」

 なんだか優しげな物言いの中に含まれる、僅かに小馬鹿にしたような言葉遣いは気のせいだろうか。
 フレイムヘイズらしからぬ行動は多々行うが、これでもれっきとしたフレイムヘイズであることぐらいは意識しているし、当然の事実として自分の中では消化されている。
 それでも何故、未成年を取り上げたかといえば、これもやはりフレイムヘイズだからと帰結する。フレイムヘイズは年を取らない。つまり誰もが憧れの本物のふぉーえばーせぶんてぃーんにだってなれる。リーズは残念ながら年齢にして15歳。自分は19歳なのでちょうど間を縫う形で、それを互いに成し遂げていないが、探せばふぉーえばーせぶんてぃーんのフレイムヘイズは一人ぐらいは見つかるだろう。
 要するに、自分は年齢という意味においては永遠の19歳なんだよということを強調しているのだ。生きた月日は500年過ぎようが1000年過ぎようが、俺は19歳を名乗るのをやめない!

「年齢は置いとくとしても、身体年齢は人間時代と変わらないじゃないか?」
「私はそういう概念の外にあるって言ってるんだけどなあ」
「確かにそうかもしれない。でも、そうじゃないかもしれない!」
「うん? 珍しく熱いね。なにか面白いことでも思いついたの?」
「まあね。実は一つ面白い試みを考えてたんだよ。これで、ね」





「リーズ。喉渇いてないか?」
「なに、突然」
「お風呂上りって喉が渇くだろ?」
 
 先にホテルで一休みしていたリーズの元へと戻り、自然に会話を振ってみる。リーズは湯上りのようで、東京での観光の時に買って上げた白いネグリジェ着て、少し湿り気の残る焦げた金色の髪を下ろしきっていた。西欧人とあってか多少幼さの残る顔つきなのに、どこか艶めかしい。これがお風呂補正というやつだろう。
 しかし、そのようなリーズのあられもない姿は見尽くしているので、ドキッとすることもない。
 それに、全裸を見たこともお互いにあるが、リーズの顔が若干赤くなる程度で、怒鳴ったりなどの反応もないくらいだ。まあ個人的な意見としては、全裸よりもチラリズム。見えるか見えないかの境目のほうがドキッとする。何もかもさらけ出しというのは、それはそれでありなんだろうけど、俺とリーズの関係上そういうのは通り越しているから、気にするべくもないという感じ。

「少しは喉渇いてるけど……急に優しくされると怪しいわ」
「怪しいって……俺、リーズにどういうふうに思われているんだ」

 破天荒? 自分勝手? そう言われるような行動や記憶もあるので否定出来ないのが悲しい。

(あんまり人に優しくして来なかったからじゃないかな?)
(それが原因か)

 なるほど。言われてみれば、リーズに優しく接したこともないような気がする。自分勝手に振るまい、人を全く気遣わない。なんと最低な人間だったんだ、俺は。今後の振るまいを変えていく必要がありそうだ。
 他人を気遣えるいいフレイムヘイズを志していこう。
 それに、ウェルさん。人に優しくはキミにも言えることじゃないのかね?

(やだなー。私が優しくないのはモウカだけだよー)
(それはそれで不満だ)
(じゃあ、私が優しいのはモウカだけ?)
(現状で優しくしているというのなら、お前の優しさは間違った優しさだな)

 あと、疑問形も外せ。
 説得力の欠片も感じないぞ。

「それで、喉渇いてるとなんなの?」
「ああ、これをあげようと思ってね」

 まあいい。まあいいさ。リーズがどう思っていようが、これを飲めば本音がポロリと出てしまうこと間違いなし。
 俺はコップに注がれた一杯の液体をリーズに手渡す。リーズはそれを訝しみながらも、くいっと飲み干した。

「うっ、これお酒じゃない」
「ただのお酒じゃないぞ! かのマージョリー・ドーオススメのお酒だ!」

 マージョリー・ドーとはフレイムヘイズ屈指の殺し屋とまで呼ばれるほどの猛者であり、``紅世の徒``にとっては恐怖の代名詞、死の同義語とまで恐れられている人物だ。その実態は、お酒をこよなく愛する女性と言えば、聞こえはいいかもしれないが、性格は怠惰、異常に悪い酒癖を持つ、一癖も二癖もある関わりにくいフレイムヘイズだ。
 あれ、これでは味方側でも、敵側でも正直面倒な奴じゃないか。
 ……それはいいとして、このお酒はそのお酒慣れしているマージョリー・ドーが、一杯で酔いたい時に飲むお酒を貰い、リーズに飲ませてみたというわけだ。
 俺はともかく、リーズもお酒を飲んだ場面を見たことがない。日本人なんかよりよっぽどお酒を飲むと思われる西洋人のリーズがそれではおかしいのではないか。中には西洋人でも飲まない人、飲めない人はいるだろうけど、日本人に比べればその比率は低いだろう。
 普段お酒を飲まない人がお酒を飲んだらどうなるか、気になるのは日本人の性じゃないか、そう思ったわけだ。

「うー何だか身体が温まってきた、です」
「おーおー、顔も真っ赤になってきたね──ん? です?」

 聞き覚えのない語尾に一瞬ビックリ。
 引き続き、リーズの様子を観察すると、目がとろんとしてきて若干うるうると涙目になってきている。心なしか、身体もいつものようにピンとしておらず、なよなよというか女々しいというか。
 大人びているという雰囲気に近いものがあったのに、今は何故か見た目通りの雰囲気。少女臭とでもいうのだろうか、俺の知らない女の子がそこにいるように錯覚する。

「ねぇ、モウカさん」
「ど、どうしたリーズ!」

 ねだるような声で名前を呼ばれた。それも『貴方』ではなく、『モウカ』と本当に名前で。同時に、猫が甘えるように身体を擦りつけてくる。
 な、なんだこの生物は! 普段とのギャップが大きすぎる!
 どうしていいかもわからずにリーズにされるがままにされると、今度は顔を俺の胸元に擦り付けられた。顔を左右に振りながらゆっくり胸を擦りつけたあとに一旦顔を離し、ジーっと胸元の一点を見つめた。
 「どうした?」と彼女に聞いてみると「これ、です」とウェルの神器を指さした。
 ネックレスのように首から下げていたので、顔を押し付けた時に当たって、気になったのかもしれない。

「邪魔、です」
「お、おい!」

 ウェルが「あ」と間抜けな声を言う間に、リーズが神器を剥ぎ取り、ぽいっと投げ捨てた。

「これで今日はモウカさん独占、です」
「いや、独占って」

 発言も行動もどんどん積極的(おかしく)なっている。
 切り離されたウェルはというと、何故か楽しげに『この泥棒猫め~』と言い始めてる。何だよ泥棒猫って、確かに今のリーズは猫っぽいがそういうことじゃないんだろうな。
 
「ほら、離れ──て、寝てるし」

 完全に抱きついた状態になり、大人しめの胸が当たっていたり、お互いの足がサンドイッチのように交互になったりと、色々危うくなったので突き放そうとしたら、リーズは既にすやすやと寝息を立て始めていた。
 完全に子供だな。
 優しく何度か頭を撫でてあげると、気持ちよさそうな顔になる。手を握ると握り返してくる。
 この反応が面白くて時間を忘れてリーズで遊んでいると、あっという間に朝を迎えてしまった。フレイムヘイズという便利な身体の構造上は睡眠は必要ではないのだが、なんとなく寝不足感を感じる。

「まあ楽しかったからいいや」

 癒しが足りなくなったら、またマージョリー・ドーにお酒をもらってリーズで遊ぶことにしよう。




本編じゃなくてすみません……
本編はもう少し待ってもらえればと。

あ、あとコメ返信は別枠のほうがいいでしょうか?
ご意見待ってます。

ブログ拍手・感想などお待ちしております。
簡易な感想の場合はこちら!↓
拍手ボタン
関連記事
  ↑記事冒頭へ  
←雑記と駄文+    →雑記回
*Edit TB(0) | CO(6)

~ Comment ~


リーズがカワ(・∀・)イイ!!

猫ですね~

気長に待ってます~

頑張ってください
#44[2012/08/18 21:54]  藤田  URL  [Edit]

ああ。ヒロインはいたんだなあ。
#45[2012/08/21 00:45]  名無しのフレイムヘイズさん  URL  [Edit]

え?リーズ元々ヒロインですよね?
不遇だったけど

後モウカ結局酒飲んでないや

原作組特にシャナや悠二とどんな会話をするのか
#49[2012/08/24 11:57]  クレイ  URL 

リーズがかわいい!!
ほのぼのとした話もいいですね~。

本編もまってますw
#50[2012/08/30 14:05]  オーマイガッ  URL  [Edit]

けしからん、大変けしからん。
しかしこの子が死ぬ予定だったとは終ぞ思わないでしょうな。
#51[2012/08/30 20:38]  ジャイル  URL  [Edit]


なるほどそれで復讐に目覚めてモウカの怒りの嵐が
巻き起こる・・・・的な感じかな
#52[2012/08/31 21:53]  オーマイガッ  URL  [Edit]














管理者にだけ表示を許可する

~ Trackback ~


  ↑記事冒頭へ  
←雑記と駄文+    →雑記回

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。