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小説挑戦


二次創作

魔法のふれあい

ちょっと気分転換に書いた作品。
書きなれない三人称の練習と、女の子を主人公にした場合の練習を兼ねて。

続き物だけど、続きは書くかは分かりません。
感想があれば書くかも?

どちらにしろ、長編にするつもりは無く。
気まぐれに書くので期待は禁物です。
でも、せっかく書いたのでうpします。宣伝します。

大丈夫……メインには影響はでません。気分転換で書く作品なので。

なにぶんなれないことばっかしの練習作なので、感想指摘はありがたいです。

では、どうぞw


シズカ・ウエムラはこの世に生を持って生まれたの二度目であった。

この世に生まれ変わった先はなんだかとってもファンタジーな世界。

前世とはかけ離れた魔法のある世界。

性別は反転して、前世とは違う女の子の身体になってしまっていた。

あたふたと前世の記憶を思い出したのはここ数年前、それ以前は全てがあやふやで何が本当の記憶かも分からなかった。

そして気付けばこの身体も慣れ親しみ、すでに違和感など無く。

前世が男であったなど、すでに過去の話で記憶の中のおとぎ話みたいなもののように感じていた。

全ての記憶をキチンと整理できるようになったのは、物心がつき始めた三歳のころだった。


あれ、自分って本当は転生者?


その事実──真実に気付いたのも同じく三歳の時だった。

それまでの彼女は普通の子供と同じような発育で、全く平凡な少女へと成長していたのだが、記憶の整理がつくと同時に、急激な成長を見せた。

成長と言っても、体の身長が伸びたりする外見的な意味ではもちろん無い。

精神的な意味と頭脳──勉強的な意味である。

転生者と自分を理解してからは、前世には無い魔法と触れ合うことに非常に興味がわき。

否、元々魔法という力には興味はあったが、今までに以上に興味が湧き上がり四歳のころには、簡単な魔法程度なら親から教えてもらえるようになった。

魔法を使えるようになる前、それ以前は魔法の構築の勉強を独自、または親を通して教わっていた。

彼女の家はごく普通の家庭である。

もっとも、ごく普通と言うのは彼女のこの魔法のある世界においての事を指すのだが、父母ともに時空管理局と言う、この世界においては警察──軍ともいえるところに勤務している。

生まれた当初は、産休などで母親は家にいてシズカの世話をしていたが、今では共働きで毎日世界の平和を護るべく働いている。

軍ともいうのだから、階級や力なども当然関わってくる。

シズカの母親である、サヤカ・ウエムラはミッドチルダ地上本部と言われる場所において、部隊で働いている。

次に父親のシズヤ・ウエムラは時空管理局本局にて勤めている。

魔法を使える人を魔導師といい、シズカの両親は二人とも魔導師である。

二人ともさほど魔導師としては有名でもなく、その力は共に魔導師ランクBといわれる程度だった。

コレは管理局内においては、ごくごく平凡といえるものだった。

それゆえに、そんな二人から生まれた子がたった三歳で魔法を勉強し始め、四歳で魔法を使えるようになったときは、それはすごく驚いたものだった。


「シズカ、お前ならきっとすごい魔導師になれる……と思う」

「すごい、の?」

「ああ、すごいぞ!」

「貴方ならきっと私たちよりも素晴らしい魔導師になれるわよ……って思うわ」

「なれる?」

「ええ、きっと!」


期待はするが、期待しすぎては潰れてしまうかもしれないと思っていたため、彼女の両親は褒めながらも不安を抱いていた。

そんな二人とは打って変わって、自分の好きな事をしてるだけで褒められる事を知った、シズカは期待に答えようと必死に努力した。

努力は報われるとは言うけれど、そう簡単に報われるはずもない。

報われるには、それ相応の時間と労力が必要だった。

シズカは過去の記憶も手伝ってか、はたまた元々才能があったのか、努力を惜しまずに頑張った結果、魔法がドンドン上手くなった。

しかし、それはあくまで同年代と比べてという域をでず、世間で言われる天才と言うには程遠いものだった。

魔導師において重要なキーになるものの一つが魔力量である。

この魔力量と言うのは、ある意味では伸びシロを意味し、将来的な魔導師としての実力に直接影響のでるものだった。

その魔力というのは先天的なものが大きい。

彼女の両親は幸いにして双方魔力持ちではあるが、決して多いとはいえない。

それは魔導師ランクからも読み取れるものだった。

そんな二人から生まれたシズカの魔力値はBと言うもの。

コレは多いとも言わないが少ないとも言わない。

努力次第ではかなり上にいけるが、死ぬほどの努力をしなければ平凡で終わるような魔力量だった。

それを知ったシズカはさらに努力をした。

その努力は報われ、齢五歳にして魔導師ランクBを手に入れるほどだった。

五歳にしてすでに両親と同じ魔導師ランク、シズカの親はそのことを非常に褒め、誇りに思った。


まだ……まだ上にいけるかな?


自分の親の期待に答えるべくシズカは更なる努力をする。

しかし、シズカの向上心とは裏腹に、また娘の成長を褒めるのとは別に彼女の母と父は複雑な思いだった。

魔法が上手くなって、それが世間に認められるのは嬉しいだけど……。


シズカには、平和に暮らして欲しい。


本心であった。

だが、その想いがシズカに届くことは無く、また運命がそうさせはしなかった。


「スカウト……ですか? シズカを?」


シズヤは怪訝な顔をし、自らの娘の姿を想像する。


「あなた方も分かっているでしょう。管理局はいつだって、人員不足なんです」

「ですが……しかし……娘はまだ五歳なんですよ? それ管理局にだなんて」

「五歳ですが、彼女はすでにBランクをお持ちだ。もちろん、強制するつもりはありません」


目をつけたのは、自分らが日々勤めている、管理局だった。

噂というほど大げさなことではないが、どこからか手に入れた情報を基にシズカの下へときたのだ。

それはスカウトと言う意味で。

強制するつもりは無いとは言うものの、明らかに今すぐお持ち帰りしたいと言うのが見え見えだった。


「いきなり働けと言うわけはありません。まずは士官学校でしっかりと学びそれからの話です」

「そもそも、士官学校だってまだ早いでしょう……」


管理局員──シズカをスカウトに来た彼は、地上本部の局員だと名乗った。

彼がシズカをスカウトしようと焦ってるのには意味がある。

管理局全体で人員不足なのは、周知の事実としてそれ以上に地上本部は人員不足であった。

その理由の一つとして、優秀な人材は海──ちなみに地上本部は陸、航空防衛隊を空と呼ぶ──と言われる、本局に引き抜かれてしまうからだ。

なので、彼は抜かれる前に優秀の人材になる可能性のあるシズカを先に確保しようと働きかけているのだ。


「早いと言っても、今年でもう六歳でしょう? それなら問題はないですよ」

「ですが……娘は」

「重要なのは娘さんの意思ですよね?」

「娘を危険な目には合わせたくない、それが私とシズヤさんの願いなんです」




今まで口を閉ざしていた、サヤカが言った。

この言葉こそ、シズヤとサヤカの真意であり、娘のシズカに対する思いの全てのようなものだった。

魔法が使えるからと言って、何も危険な管理局で仕事するだけが全てじゃない。

それこそ、考えれば魔法の使い道はたくさんあるだろうし、中には危険ではないものだってあるはずだ。

だが、そんな思いは自分たちの娘によって打ち砕かれる。


「私……士官学校へ行ってみたい」

「「……シズカ」」



やっぱり……。


二人には分かっていた、こういう話が持ち上がればシズカが興味を表すのは分かりきっており、だからこそ今まで黙っていた。

しかし、二人が黙っていたがシズカは独自で調べていた。

自分の魔法がさらに上を目指せる場所はどこにあるのかを。

それは意外なところで知ることになった。

シズカの二つ上の幼馴染の口から、


「俺、来年から士官学校に行くんだ」

「しかんがっこう?」

「ああ。士官学校ってのは、優秀な魔導師になるため魔法を勉強する場所なんだぞ。俺がそこに行けばシズカなんてあっという間に、追い越してやる!」


それからシズカは士官学校を調べ、どういうものかを知ったのである。

たとえ、親が隠していようと子供は意外なところから知ってしまうものだった。


「なら、お穣ちゃん。卒業はうちの部た──」

「いや。士官学校は行くけど、その先は自分で決める」

「なっ!」


娘のその言葉を聞いて一安心した、サヤカとシズヤはこの言葉を気に局員を攻め立てた。


「ということだそうだ、娘の意思が重要なんだよな?」

「うっ……しかし!」

「あら、偶然録音してたんだけど、これって物理的証拠になりますかしら?」

「……分かりましたよっ! 今日のところは帰らせてもらいます。しかし!」

「しつこい人は嫌い」


シズカの言葉がトドメになり、その局員が翌日以降来ることは無かった。

しかし、シズカの親としては全てがコレで終わったわけではなかった。

この出来事はシズカの意思を知る形となり、サヤカとシズヤは再び考えざるを得なくなった。

逆にシズカにとってはより自分の意思を固める出来事となり、その意思を二人へと伝える形になった。

サヤカとシズヤは知らない。

シズカが士官学校へ行きたがるのは、管理局に入りたいがためではなく、自分の母と父の娘として誇れるように。

また、期待に答えるために、魔法を学びに行くと言うことしか考えていない事を。

彼女は翌年、士官学校の入試をトップ合格をし、入学した。

その年の士官学校には優秀な魔導師──管理外世界から来た魔導師三人も共に入学した年であった。















あとがき
魅力的な第一話や、序盤の書き出しが苦手なのですがどうだったでしょうか?
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~ Comment ~


んー、もうちょっとオリジナリティが欲しいっぽい感じはする。今のままだと百凡のファンタジー小説っぽい感想だったりとかそんな。
#17[2010/05/29 06:52]  イッちゃん  URL 

読んでみた感想としてはいくつか気になる点が…

①転生者である必要があるのか
これに関しては始まったばかりで、作者様がどういった意図でこの要素を加えているのか分からないのでどうとも言えません。
もし、主人公に大人の精神的思考をさせたいのであれば必要はないかなと思います。
リリなの世界は割と子供達の精神の成熟が早いと私は感じます。
原作の登場人物からして随分しっかりしていますし。

②魔導師ランクが年齢の割に高すぎないか?
4歳で魔法を覚えて5歳でBランク。
魔力量が多いわけではないにもかかわらず、たった1年で。
ちょっと急ぎ足すぎるかと思いました。
魔導師ランクは目に見える形で魔導師としての能力を表すのに便利なものです。
ですが、1話目でいきなりBランクとはいえ認定されていると主人公の努力が見えにくいかと感じました。
管理局からのスカウトに関しても魔導師ランクをあえて設定せずに、局員の子弟に若くして魔法を器用に操る者がいる。
人材不足で青田買いをしたい地上部隊には、これだけでも十分スカウトするに値するのではないかと。

③最後の管理外世界から士官学校に入学する魔導師
あまり展開予測をするのはよろしくないですが…
もし、この3人がなのは達だとしたら…
オリジナルの展開で面白そうではありますが、ちょっと無理がありすぎるかなと思います。
A´s直後であれば、はやての足や義務教育なんて問題が出てきます。
もう少し時期をずらせばなのは撃墜事件があったりします。
しかもその辺りまで時系列が進むと、一線で活躍中の魔導師を再び教育機関に入れる意味がないかと思います。


毎度の事ながら長文での感想で申し訳ないです。
#18[2010/05/29 15:03]  鮟肝  URL  [Edit]














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